試作金型

量産金型製造で培った技術を”試作順送金型”に適用しました

量産金型製造で培った技術を”試作順送金型”に適用しました

 

コネクターをはじめとする電子部品の試作品は、ここ最近では自社開発品よりもセットメーカーからの受託開発品の割合いが増えてきています。

部品メーカーは量産受注獲得のためには、高品質であると同時に、他社よりも短期間で試作品を完成させ、セットメーカーに評価してもらえるサンプルを作ることが受注に大きな影響を与えると考えます。

ナカトガワ技研では、初期投資を抑えて、しかしながら精度要求に応える『順送試作型』を 最短でご提供が可能です。

対応素材

t:0.02mm~1.0㎜

  • リン青銅  :C5210 C5240 C5050 C5071 C5111 C5102 C5191 C5212
  • 銅系    :C1020 C1100
  • ステンレス材:SUS430 SUS304
  • 冷間圧延鋼板:SPCC SPCD
  • その他
加工精度 製品寸法  :±0.005㎜~
最小板厚  :0.03㎜
パーツ寸法 :±0.001㎜~
クリアランス:±0.002㎜~
※量産型と同じ寸法精度
量産試作
(サンプル取り)
当社プレス加工機でプレス加工を行います。
(1万pin~300万pin)

独自の試作順送金型の工法

独自の試作順送金型の工法

量産金型製造の多くの実績から量産部品と同じ精度のサンプルを作れる工法を開発しました。
これにより最短で試作品を製作することができます。

  • ダイセット標準化(特許取得済)
  • 工程集約化 
  • パーツ同時切り出し工法
  • 試作用治具開発
  • 試作技術データベース

順送試作型で、1万pin~最大500万pinまで対応可能

順送試作型で、1万pin~最大500万pinまで対応可能

順送金型での試作フープ品となりますので、1万pin~50万pinを想定しています。
メッキ、バネ厚などの量産事前評価の必要な試作品は、順送フープ品となります。

試作型ではさならる数量(~500万pin)が必要な場合もあり、その場合は、製作した試作型を”つなぎ量産型(試作型アップグレード)”に昇格させることで実現します。

量産金型に比べて、耐熱性、耐摩耗性の点で劣るという短所を有しています。
それを補うために、設計段階パーツ流用を前提とした金型設計、パーツ製作、耐熱・耐摩耗性を強化するコーティング等により実現いたします。

試作金型が完成後に昇格させることも可能です。

試作順送金型の活用のご提案

試作順送金型の活用のご提案

  1. 生産量(計画)が見えない昨今の状況において、最大計画での金型づくりは、先行投資型でリスクが高くなります。当社の試作型では量産と同精度でありながら『つなぎ量産』(量産転用アップグレード)も行えます。今後、生産量にあわせて金型を使いわけることは、今の時代にあったものと考えます。
  2. 更新型を起工するタイミングでは多くの場合初期の生産量よりも少なくなっています。できるだけ初期投資を抑えることが重要になりますが、当社の試作型ではそれを実現させます。(特に保守部品のような少量のもの)
  3. 当社で 試作型(試作サンプル提供)から量産型(販売型)まで対応をさせて頂くことで、試作品の課題を量産型にフィードバックすることができトータルコスト(試作型+量産型にかかる全費用/納期)を削減できます。

加工事例はこちら

納品までの流れ

お客様の金型仕様・要求事項を反映した金型設計製作を行い、お客様に満足して頂ける金型づくりを確実にします。

Step1 お客様との技術打ち合わせ

お客様要求のご確認(ヒアリング)をします。

Step2 設計

社内DR(デザインレビュー)を実施し、設計開始します。

Step3 金型部品パーツ作成

標準ダイセットに適用する金型パーツを加工します。

Step4 金型パーツ部品製作

恒温室内(一定温度環境下)の工場にて高精度工作機械とスキルの高い技術者により金型部品の製作が行われる。

Step5 組立調整

設計者と情報共有する熟練の組立調整者が金型組立を行います

Step6 トライ / サンプル出荷

プレス加工機にてトライを行い、問題点の潰しこみを行います。

Step7 出荷

サンプル出荷(評価後 サンプルスタンピング加工)